雑記:20260520

今日は仕事が休みで、お昼にモスバーガーの海老カツアボカドバーガーを妻と食べ、地域の図書館に行ってきた。

図書館は、なんだか世の中から隔絶されている空間のように感じる。本が非現実的なくらい棚に大量に並べられていて、人がそれなりにいるのに静かだ。静けさの質が、少しだけ雪の夜に似ているな、と思った。降り積もった雪のように、空間を占めている本が音を吸っているのだろうか?冷房は節電のため弱めにかけられていて、今の季節でも中は若干暑い。広く取られた窓の外には、青々とした樹木が風に揺れている様が見える。利用者は、老人、主婦と子供、学生が多い。みんな、思い思いの方法で過ごしている。新聞を丁寧に読んでいたり、子供と絵本を探したり、自習コーナーで受験勉強をしたり。そのそれぞれがなぜか、余りある時間をつぶしているようにもみえた。私のような働き盛り世代は少なくて、私はこの空間に浮いているように感じたが、構わず久しぶりの図書館という空間を味わいながら見て回った。
図書館の利用カードを作った。久しぶりに本でも読もうかな、と思って図書館にやってきたのだ。職員さんの案内は、とても丁寧で時間をかけてくださる。自分で確認するから案内しなくてもいいですよ、時間ももったいないし。と言いたくなったが、自分のほうが生き急ぎすぎてるのかもな、という気持ちになって言うのをやめた。

自分が人生で図書館、図書室と呼ばれる空間に出入りした数はそれほど多くはないが、なんとなく好きな空間の一つだ。一番好きだったのは、新卒のころ赴任していた石川県金沢市の、玉川図書館だ。この図書館も小さめの図書館だったけれど、とても美しい図書館だなと思った。思い返せば、金沢はとても美しい街だったと思う。洗練されていて、無駄がなく、無機質ともとれる。日本の建築でこういう作り方もできるんだなあと思った。雪が多い地域は雪が建物に乗らないように、装飾の少ない建物になりやすいのかもしれない。
調べてみると、谷口吉郎・吉生という親子の建築家が作ったそうだ。今は改築工事で臨時休業している。いつか、また訪れたい。
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_52294.html

時間軸は今に戻り、ここは地域の小さな図書館で、本は2フロア分しかない。裏にはもう少し蔵書はあるだろうけれど。時代遅れのメディアだと言われているとはいえ、今でも日々新しい本がどんどん出版されている。これだけたくさんあっても、世の中に出ている本のごく一部なんだろうな、どういう基準で選んでいるんだろうな、とか考えつつ、私はアイデア探しに何冊か本をサラッと流し読みして、帰った。

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